播州織のジン、少しずつ準備しています。

こんにちは。トキリズムのエルです。


初めの自己紹介で
”いずれは、自分で作った音楽を配信したり、写真や言葉をまとめたZINEを作ったり、少しずつ自分の「好き」をかたちにしたい、という夢もあります。” と書きました。


ある日インスタを見ていると、ZINEFEST(ジンフェス)という、各々自作で作った冊子(ジン)を持ち寄る販売会がある事を知りました。小冊子以外に、自分でデザインしたステッカーや缶バッジ、Tシャツやバッグなど販売される方もいるようですね。

わたし、播州織に関するジン作りたい。
そう思いました。


私は、兵庫県播州織の産地出身。子どもの頃から、播州織の織機の音が、ガッシャンガッシャン鳴る音をあちこちで聞きながら育った。いつしか、その音は沢山聞こえなくなったけど、、。
中学、高校、大学と進んだ自分は、播州織のことはいつも心のどこかにあった。

仕事の中で、背景にストーリーがある物が好きで、色んなものを販売してきた。
背景に色んな物語が見える商品は、他にもたくさんある。

西陣織、有松絞り、有田焼、備前焼、近江麻、福井の越前和紙、、。もっと歴史が長いものも多い。
近代のものでも、気になる物や良い物はたくさんある。


でもやっぱり、、播州織は特別。
丁寧なつくり、布の持つオーラ。
今、目の前にある布が発する、質感、迫力。
それは本物だ。


兵庫帰省時には、西脇市にある播州織に関する施設を見学したり、地図を片手にかつて賑わった場所を歩いたりもしました。図書館にも地場産業コーナーがあり、そこで情報を集めました。


そうすると、頭が固い私だと、西脇市の観光案内みたいな冊子を作ってしまうかもしれないなと思った。
それは、私が作らなくてもいいかな、と思った。
もっと、一枚の布にそっと触れるような、そんなさりげないジン(冊子)にしたい。

ジンというのは、自分の好きなものを書いていい。
だからこそ、まだ播州織を知らない人が手に取って、楽しんでもらえる冊子を作りたい。


しかし、欲を出せば、知らない人にももっと播州織のことを知って欲しい。
そして、故郷の西脇市に来て欲しい、とつい思ってしまう自分がいる。
このジンをどうしたら良いか。


冊子を買わない人にも、何か情報を持って帰って貰えるようにしてはどうか?
無料で配布する紙に何か仕掛けを入れる。そんなことを今、考えています。
またここで報告します。

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